2017年の6月に北京経由でドイツを訪れた際、トランジットで半日の時間があり、北京の故宮(以下では故宮と略す)を見学した。あいにくの雨であったが、建物の壮大さに圧倒された。
2024年の4月に北京を再訪した。前回はあまり時間に余裕がなかったので、故宮をもう一度訪れたいと思った。故宮はネットで予約するようになっているが、大変な人気であり、結局予約は果たせなかった。
故宮の北側には、建設した際に運び出された土砂で作られたとされる人工の山、景山があり、現在は公園となっている。故宮内部に入ることができないので、今回は外からの見物で満足することにした。頂上には楼閣があり、そこからの故宮の眺めは最高だとされている。内部からの見学ではなかなかわからないが、その全貌を見ることができる。実際、その通りであった(写真下)。
このような壮大な王宮を建設し、さらには人口の山を作ってしまうとは、中国人はやることがけた外れに大きい。日本とはスケールが違う。中国は日本と比べてはるかに大きな国であり、多くの人や物を動かすことができる。中国の文化遺産を訪れたときによく感じることである。
by Dagui
北京の故宮博物院
