2025年10月下旬、張家界市武陵源を観光した。ここは高さ数百メートルの岩峰が林立する唯一無二の景観で知られている。 by Dagui

登山入口に到着。これから登る黄石寨は台地状になった大きな岩峰の一つだ。

尾根に沿って木々の間に延々と階段が続く。膝を痛めないようにゆっくりと登る。頂上まで1時間半の道程だ。昨日張家界のホテルでもらった地図とスマホの百度地図を見比べながら進んだ。スマホは現在位置がわかるので本当に便利。
南天門、岩峰にできた隙間。時間的にはもうすぐ頂上のはずだが、岩峰のてっぺんとはまだまだ標高差は大きい。ここを通り抜けてしばらく進むと、どこからか人の声がする。登山道から谷を隔てて向かいの岩壁を見上げると、上の方に人の姿が見える。あれが頂上だ。標高差にして100m以上はありそうだ。
頂上直下の階段を登りきると、ようやく黄石寨に到着。岩山の山頂とは思えない普通の観光地だ。朝食のパンを食べたあと、黄石寨を一周する遊歩道を左回りに辿る。
黄石寨からの景観。手前の岩峰の向こうに広がる台地はたぶん袁家界だ。人の姿も見える。

黄石寨の遊歩道を1時間強で巡ったあと、下山を始めた。下山路は路面が苔や落葉で覆われた階段が多く、濡れていると滑りやすいので注意して歩いた。この道は頂上から谷まで一気に高度を下げ、その後は谷に沿ってゆっくりと下っている。途中、見上げるような絶壁の直下を通った。
先程通った絶壁を振り返る。岩峰の高さは100mはあるだろうか。この後、登山口に着いたが、公園の出口方向へは道が閉鎖されており、反対方向に進んだ。程なく、舗装道路に出た。そこは、ちょうど公園内を走るバスの停留所があり、楊家界という別の台地に行くロープウエイ駅に近い場所だった。
最終更新日:2025年11月06日