昨日は丸一日華山登りに費やした。今日は朝から高鉄に乗って西安に向かった。
西安はいくつかの名物の小吃(軽食)で知られている。特に、肉夾饃と羊肉泡馍が有名だ。肉夾饃は中華風ハンバーガーというべきもの。羊肉泡馍は、米粉入り具沢山のスープに、中華風のパンを細かく砕き投入して食べる料理だ。それぞれお薦めの店を知人から紹介されており、ぜひ訪れたい。
さて、西安には昼前に到着した。ホテルに荷物を置いて、早速、回教徒の多く住む回民街に出かけた。お腹が減ったが、お薦めの店は地鉄の駅から離れている。活気のある飲食店があったので中に入り、羊肉泡馍を注文した。以前、NHKの旅番組で、人々が「この位は普通だ」と言って麺料理と肉夾饃を一緒に食べていたが、僕もいつかそのように食べてみたいと思っていた。そこで、合わせて肉夾饃も頼んだ。羊肉泡馍には普通と優質の2種類があり、「普通」を頼んだところ、細かく砕いたパンが初めからスープに入っていた。付け合わせにニンニクの漬物が付いてくるのが気に入った。実際に食べてみると、やはりちょっと量が多かったが、頑張って完食した。

午後は知り合いに紹介された茶問屋を訪ねるため、金康路茶文化街に向かった。そこは朝陽門の少し東側にあり、西安で有数の茶問屋街だ。詳しい行き方を聞いていないので、店が見つからない。雨降りで他に行く所もないので、別に構わない。腹ごなしのつもりで散々歩いた後、回民街に戻った。このころには雨も上がった。知り合いに紹介してもらった店に行こうと思うが、まだ少し時間が早い。曇天の夕方なので薄暗く、店や看板の明かりが濡れた路面に反射して実に綺麗だ。夕方の回民街は活気があって、散策すると楽しい。

さて、そろそろ夕食の時間だ。ここが馬天小炒包馍、知人が紹介してくれた店だ。回民街では比較的広く小綺麗だ。

まだお腹は少し張っているが、食欲はある。羊肉小炒を注文した。羊肉と色々な具材を炒めた料理だ。羊肉泡馍と同じように、中華風のパンを砕いたものを投入して食する。やはり「普通」を頼んだ。辛いけどトマト風味で美味しかった。

相当お腹が膨れたが、肉夹馍の美味しい店にも行ってみたい。どうしょうかと迷ったが行くことにした。肉夹馍を完食。
その夜は案の定、お腹の具合が悪く何回もトイレに行った。
翌朝、お腹は小康状態。朝ご飯を抜いて散歩がてら外出した。今日の午後は、もう一度金康路茶文化街に行き、今度こそ知り合いに紹介された茶問屋を訪ねようと思っている。ホテル近くの安定門から西安城壁外側の環状公園を南の方向に歩いた。城壁の南西の角に、西南覚台という櫓があった。

西南覚台を東に行った所に勿幕門がある。前回、西安を訪れた際に、城壁の上を歩いていると、多くの屋台が開かれ賑やかな様子を見て、興味を覚えた。実際に来てみると、人気のある飲食店が数軒あり、これを中心として人が集まっているように思われた。近くに名所はないが、屋台が集まり人も増えてきて自然発生的に賑やかになったようだ。

勿幕門をさらに東に歩き、朱雀門を少し行った所で、大勢の人々が中国らしい歌を歌っていた。指揮者らしい人を中心として、思い思いの楽器を持ち寄って演奏する人々、歌を歌う人々がいた。人々が持っている楽譜を覗いてみた。五線譜ではない見たことのない譜面だ。曲の題名は花又期、鼓狼屿之破など。中国は共産党一党独裁で自由がないとは言うけれど、人々の生活は変なこだわりや遠慮がなく、日本等よりもよっぽど自由闊達だなと思う。

西安城壁の東西の中心である永寧門を過ぎて、少し行った所に文昌門がある。ここらあたりで北に向かい、バスに乗って金康路茶文化街に行くことにしようか。

バスの便のある東大街に向かう途中に活気にあるビャンビャン麺の店があった。おなかの調子はどうか。若干不安があったが中に入った。

ビャンビャン麺は通常少量の具を載せた油潑麺として提供されるが、この店ではたくさんの色々な具の入った餡が載せられている。お腹の具合が心配だったが、食べ始めるとお腹が減っているのが分かる。美味しい。それぞれの具と麺の味わいを楽しんでいると、「もっとよく混ぜて食べて下さい」と店員から催促された。「この方が好きなんです」と言って逆らう。完食した。

東大街に出てバスに乗り金康路茶文化街に向かった。今回は微信で知り合いに詳しい行き方を尋ねていたので、目的の皖南茶行にたどり着いた。若くてかわいい女性が店主。母親と一緒に商売をしている。試飲をさせてもらいながら、绿茶、茯茶、紅茶、普洱生茶、熟茶を購入した。

夕食は再び馬天小炒包膜に向かった。今度は普通羊肉包馍を注文。花椒がよくきいていて美味しかった。色々あったが西安の名物小吃を食べ尽くした2日だった。
By Dagui
最終更新日:2026年06月14日